佐賀のがばいばあちゃん


佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)



佐賀のがばいばあちゃん」を一気に読んだ。

笑いあり、涙あり、学びありの本だった。

主人公が小学2年生から中学3年生までの8年間、

佐賀のおばあちゃんのもとで育てられた貧乏生活の話だ。

がばいとは、すごいという意味だそうです。



○ある夕ご飯のこと、

主人公「ばあちゃん、この2、3日ごはんばっかりでおかずがないね」

ばあちゃんはアハハハハハハハと笑いながら

ばあちゃん「明日はご飯もないよ」と答えて二人は顔を見合わせると大笑いした。


○学校から帰った主人公がランドセルを置くやいなや

「ばあちゃん、腹へった!」と言う。その日は何もなかったのだろう。

ばあちゃん「気のせいや」と返す。

まだ9歳の主人公は「そうかな」と大人しくしているしかない。時計は夕方4時半。

手持ちぶさた。テレビもない。外でも遊べない。

主人公「何しようかな?」と呟く。

ばあちゃん「もう寝なさい」主人公は素直に寝る。

がお腹が空きすぎて11時半ころ目覚めてとなりに寝ているばあちゃんをゆり起こして言う。

「やっぱり、お腹減った」と

ばあちゃん「夢や」と言われ一瞬夢かと思ったけど・・・・・空腹と寒さで涙がこぼれてた。


○ばあちゃん「貧乏には2通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。

うちは明るい貧乏だからよか。

それも、最近貧乏になったのと違うから、心配せんでよか。

自信を持ちなさい。

うちは先祖代々貧乏だから」等



著者は言う。

幸せは、お金が決めるものじゃない。

自分自身の、心のあり方で決まるんだと。




そう、心のあり方。陽転思考だ。

いつも心がけているが、錆びついたり、ネガティブになることもある。

この本を読んで、「笑い」と「涙」でそんなものを洗い流してもらった気がする。


陽転、陽転☆